うちの子考える力がない!と嘆く前に、親がしてやれるたった一つのこととは?

こんにちは! 魔法の質問トレーナーのみきてぃです。

 

私たち親が子どもの頃と違って、今の子供たちは、
LINEやSNS が当たり前にすぐ近くにあって、情報が溢れんばかりに入ってきています。

 

こういう便利なツールに慣れてしまうと、受け身型の思考になってしまいます。

 

自分で答えを探す前に、あちこちに答えが用意してあるから、「考える」ということをしなくなる。わからなければググれば答えが探せますしね。

 

便利だけど、ちょっと心配になりませんか?

 

そこで今日は、お子さんの考える力をUPさせるために、私たち親ができることは何か、を書いてみたいと思います。

 

子どものうちに考える力をつけないと、どんな大人になる?

もし、子ども時代に、しっかりと「考える」癖がつかないとどうなると思いますか?

 

 

言われたことはできるけど、
それ以上のことはしない、できない大人に・・

 

マニュアルに書かれたことはできるけど、
何かトラブルがあった時に対処できない大人に・・

 

 

なってしまう気がしませんか?

 

 

「考える」力は筋力と一緒です。
鍛えれば、鍛えるほど逞しくなっていきます。

 

 

私が中学校や高校に、質問授業に行って感じるのは、
残念ながら、子供達は、考えるチャンスがあまり与えられていないということです。

 

もちろん、算数や国語の問題を解くために、「考える」ことはしていますが、
それは、「考えている」というよりも、「正解を見つけている」のです。

 

本来の意味で「考える」ことから生まれる答えは、百人いたら百通りあってもいいものです。

たった一つの正解を見つけることではないのです。

 

では、どうしたら子どもたちに「考える」力をつけさせることができるでしょうか。

 

「考える力」をつけるのに必要なのは「考える機会」です。

 

つまり、私たち親が、してやれることは、子どもたちが考えることができる環境を作ってあげることなのです。

 

考える環境を作るってどういうこと?

 

皆さんはどんな時に考えていますか?

 

例えば、身近な例でいうと、、、
朝起きて、何を着ようかな?、とか、何食べようかな?って思う時、考えてますよね!

 

つまり、質問を投げかけてる時、私たちの脳は、「考える」ことを始めます。

 

 

ちょっと話が逸れますが、

「私たちは一日に何回くらい、自分に質問しているかご存知ですか?」

実は、大人で、一日に6万回から9万回ほど自分に質問をして生活しています。

え?!っと驚かれましたよね。

それもそのはずです。
私たちは普段、自分に質問しているとは認識していませんし、
この数字は潜在意識の中での質問も全ていれた数なのです。

 

 

元の戻って、、、

私たちの脳が、「考える」ことを始めるのは、質問が投げかけられた時なのです。

 

だから、子どもたちに「考える力」「考える環境」を与えようと思ったら、
質問を投げかけてあげればいいのです!!

 

子どもが考えるようになるにはどんな質問でもいいの?

質問にも実はいろいろあります。

大きく分けて下記の2つのタイプに分かれます。

  • クローズドクエスチョン
  • オープンクエスチョン

クローズドクエスチョンとは?

クローズドクエスチョンとは、YES NOで答えられる質問のことを言います。

 

手は洗った? ーーーうん(YES)
歯、磨いた?ーーーーううん(NO)

 

つまり、2択。

 

これだと、どちらか選べば言い訳で、あまり考えなくてもいいですね。

このクローズドクエスチョンは、すぐに答えられるためスピードクエスチョンとも言われています。

 

すぐに答えることができる=考えなくてもいい、ということ。

だから普段から、こういう質問になれてしまうと、考える習慣がつかないということになります。

 

オープンクエスチョンとは?

オープンクエスチョンは下記のように、さらに2つの種類に分かれます。

  • セレクトクエスチョン
  • アイデアクエスチョン

一つづつ見ていきましょう。

 

セレクトクエスチョンというのは、
「今夜はカレーがいい?チャーハンがいい?それともオムライスがいい?」

というように、選択肢がある場合の質問をいいます。

こう質問されると、自分の中で少し考えますね。

2択か3択かで、考える時間も変わります。

 

そして、つぎにアイデアクエスチョンです。

「今夜、どんなものが(何が)食べたい?」

というように、聴かれた方は、自分の好きなように答えることが出来る質問を
アイデアクエスチョンと言います。

 

答えは

ハンバーグがいい!」 かもしれないし、
「何でもいいから、めっちゃもりもりたべたーい!」 かもしれないし、
「なんかさっぱりしたものがいいなー」 かも知れません。

 

つまり、聴かれた方が好きなように答えることができます。

 

このとき、すごーく考えると思いませんか?
こんな質問が日常的にあると、「考える」習慣がつき、力がついてくるのは想像できるのではないでしょうか。

子どもが考える質問をする時に注意したいこと

子どもは、自分の答えを出すのに、時間がかかる場合もあります。

 

そんな時に、「早く!」と親が急かしてしまうと、子どもは早く答えようとして、
考えることをやめ、「なんでもいい」と思って、答えてしまいます。

 

なので、質問をなげかけたら、なるべく、考える時間を作り待ってあげてください。

 

お子さんに「考える習慣」がつくまでは、「 気長に、待つ 」親の姿勢も大事です。

 

そして、お子さんが考えて出した答えに対して、ジャッジはしないようにしましょう。
考えたことを否定されると、子どもは「じゃ、もう考えない!」となりかねません。

 

まとめ

以上を踏まえて、

子どもに考える力をつけさせるために私たち親がしてあげられるのは、
子どもたちの考える機会を増やすために、質問を投げかけること、ですね!

 

その質問の種類としては、

  • クローズドクエスチョン
  • オープンクエスチョン

そしてオープンクエスチョンには

  • セレクトクエスチョン
  • アイデアクエスチョン があり、

種類によって、考える自由度が変わってくるということ。

 

私の一番のオススメは、
やはり、アイデアクエスチョン!

 

しかしいきなり最初からアイデアクエスチョンばかりしてしまうと、
筋トレしてないのに、腕立て100回命令されたように感じて、
困ってしまうお子さんもいるかもしれません。

 

まずは3択くらいのセレクトクエスチョンから初めて見るのがいいかもしれませんね。

筋力、いや、考える力がついてきたら、アイデアクエスチョンでお子さんの想像力も一緒にサポートしていきましょう。

みなさんのお役に立ちますように。

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